結果
大学全体のシステムとDropboxの連携も目指していく
さらに SFC は、学生の IT リテラシー向上を図るため、個人パソコンを学びに利用する「BYOD (Bring Your Own Device)」を推進。2020 年 4 月には校内のパソコン室も廃止するなど、抜本的な改革を進めていますが、この方向性にかじを切る上でも Dropbox の存在が不可欠でした。
「コロナ禍で、対面の講義が難しい状況となりました。ただ、BYOD とDropbox の環境があったおかげで、大きな支障なくオンラインで講義を継続できています」と話す中澤氏。
学びのデジタル化と、持続可能性の向上に、Dropbox が大きく貢献しています。
さらに、中澤氏自身の研究活動にもメリットが生まれています。国内外の研究者とファイルを容易にやりとりしながら、共同研究を進めることができるからです。
「今やなくてはならないツールとなりました」と中澤氏は続けます。
中でも、クラウド上で複数名が 1 つの文書を編集できる Dropbox Paper は、大いに役立っています。Dropbox Paper のタスクリスト機能を活用して、国際会議の進捗管理をしたり、作成したメモを関係者がリアルタイムに確認したり、さまざまな側面で研究の効率化に生かしています。
今後は、学内で啓発活動を行いながら、Dropbox 利用者をさらに増やしていく予定です。「活用メリットを伝えながら、学生・教員、双方のアクティブユーザーを増やしていければと思います」と中澤氏は言います。
その 1 つのカギになるのが、近日導入が予定されている全学の e ラーニングシステム「Canvas LMS」との連携です。これと Dropbox が連携すれば、Canvas LMS と学生 PC の両方から、Dropbox 上のファイルにアクセスできるようになるからです。
「システムの統合連携が実現でき、教育・研究のさらなる利便性向上、可能性拡大につなげられると考えています」と中澤氏は期待を込めます。
クラウドサービスの活用により、学び・研究活動のデジタル化を加速する SFC。Dropbox が、その取り組みを支えています。