結果
業務に関わるリソースの最適化、人件費削減などにつなげる
現在、同社では年間約 1200 件の株式発行業務を行っています。従来の人手による作業では到底まかないきれない数ですが、kintone、Dropbox Sign そして Dropbox の連携に基づく自動化の仕組みによって問題なく処理できています。業務効率化以外にも、ME.Link は多くの効果を得ています。そのひとつが入力ミスの削減です。
「人がスプレッドシートを使って契約書を作成していた頃は、手入力によるミスがどうしても発生していました。書類の性質上、入力ミスは決して許されないことですし、間違った契約書をお客様に送付してしまったときは、内容を訂正して再発行するという作業も新たに発生します」と遠藤氏。
今回、契約書発行の自動化を実現したことで、その心配はなくなりました。新たな仕組みは、同社の顧客サービスの質の向上にも寄与しています。もうひとつはコストの削減です。新たな仕組みの導入前、同社では株式発行業務を 4、5 名で行っていましたが、導入後は 1、2 名で行えるようになりました。業務にかかる工数を大きく減らせた結果、人件費の削減や人的リソースの再配分を行うことができています。
「Dropbox Sign は、以前使っていた電子署名サービスの半分以下の年間費用で使えます。このことも、コスト削減につながっています。機能や処理性能も問題なく、ユーザーとしては非常にありがたいですね」(遠藤氏)
企業の信頼に大きく関わる株式発行という業務を、正確かつスピーディに行うことを可能にした今回の新システム。Dropbox Sign と Dropbox が、その根幹を支えています。
「クラウドサービスが業務の主流になっていく時代、多様なサービス同士を互いに連携させて使い、効率化を図ることの重要性はますます高まっていくと思います。今後も kintone に限らず、様々なサービスやアプリとの連携が充実することに期待しています」と遠藤氏は語りました。
※ 現在 HelloSign は Dropbox Sign という名称で提供しております。
※ 利用料金は 2022 年1 月時点のもので、変更の可能性があります
※ kintone 上で各種契約書類の作成・出力・共有・署名を行うには「Dropbox Sign for kintone」「Dropbox」「KAIZEN PDF Premium(キャップドゥ社が開発したkintone用プラグイン)」の 3 種類の契約が必要です(kintone の利用が前提です)