すべてのユーザーが Dropbox Replay を利用可能に
動画、画像、音声制作のためのレビューおよび承認ツールである Replay を、すべての Dropbox ユーザーが利用できるようになりました。すべての Dropbox プランで利用できる限定バージョンの Replay では、メディアへの注釈やコメントの追加、最終処理などの作業を簡単に行うことができます。またライブ レビューを使うと、離れた場所にいる共同編集者全員で動画をリアルタイムに同時視聴し、注釈を付けることができます。
また同時にリリースされる Dropbox Replay アドオン*では、セキュリティと共同作業のための以下のようなプレミアム機能を利用できます。
- アップロード可能なファイル数の上限を引き上げ:Dropbox プランで利用可能なストレージ容量に応じて、ファイルをいくつでも Replay にアップロードできます。
- 動画のトランスクリプトとクローズド キャプションを自動生成:目的のフレームをすばやく特定できます。
- 共有を集中管理:すべての Replay リンクに対するアクセスやパスワード設定を 1 か所で管理できます。
- レビューに締め切りを設定:フィードバックを期日までに収集し、プロジェクトを予定どおり進められるよう、締め切り日を設定できます。
- 最終成果物を納品、保管するためのツール:最大 250 GB の最終成果物を Dropbox Transfer で安全に納品し、Dropbox アカウントに直接アーカイブして保管できます。
*Replay アドオンは Dropbox Basic、Family、Education を除くすべてのプランでご購入いただけます。
ハイライト表示とマークアップを使用した PDF の編集
Dropbox には PDF の直接編集機能があるため、別のアプリに切り替えずに手早く簡単な修正を加えることができますが、この機能がさらに強力になりました。ハイライト表示ツールとフリーフォーム描画ツールが追加され、注意を引きたい場所をピンポイントで指定できるようになりました。特定のセクションをハイライト表示する、コメントを追加する、修正が必要な場所にコールアウトを付けるといった操作を、直接 Dropbox で行うことができます。今回追加された新しい編集機能は、ページの並べ替えや回転などの既存の機能と同様、dropbox.com での PDF のプレビュー時に利用できます。
Dropbox Backup のレベルアップ
バックアップの管理機能と柔軟性が強化され、ニーズに合わせたきめ細かな調整ができるようになりました。
- より多くのフォルダをバックアップ可能:パソコンのホーム フォルダ以下から、サブフォルダを含め任意のフォルダを選択してバックアップできるようになりました。これまでのように、「ドキュメント」、「デスクトップ」、「ダウンロード」などのフォルダに限定されません。
- バックアップのスケジュールを設定:自身の都合に合わせて、デバイスのバックアップをいつ実行するかを柔軟に指定できます。
- バックアップの進捗状況を確認:バックアップがどこまで進んだかをパーセンテージで確認して、後どれくらいで完了するかを把握できます。
- バックアップをすばやく取得して復元:バックアップを復元する際、ウェブから復元するかパソコンから復元するかを選べます。
- バックアップの名前を変更:デバイスのバックアップが複数ある場合に区別できるよう、バックアップの名前を変更できます。
ブランド センターでビジネスにプロフェッショナルな印象を
すべての共有画面で自身のブランドをアピールできるようになりました。一新されたブランド センターを使用して、自身の氏名やロゴ、背景、ウェブサイトやソーシャル メディアへのリンクを設定し、クライアントに表示される画面をカスタマイズできます。ここで設定したすべてのブランド要素は、リンクによるファイル共有画面、Dropbox Transfer でのファイル送付画面、ファイル リクエストでのファイル収集画面に共通して表示されるので、Dropbox のすべてのコラボレーション機能を通じて、自身の視覚的なアイデンティティや情報に一貫性を持たせることができます。
ブランド センターを使うと、ビジネスに求められるプロフェッショナルらしい印象を作り出すことができ、リンクをクリックした相手は信頼できるリンクにアクセスしているという確信を得ることができます。またブランド設定がクライアントや共同編集者からどのように見えるかは設定時にプレビューできるので、自身の情報や視覚的要素をいつどこに表示するかをきめ細かく指定できます。ブランド センターは、Dropbox Professional プランでご利用いただけます。
Dropbox Capture の機能強化
録音や録画のクオリティを高め、より効率的な共同作業を実現する 2 つの新機能が Capture に追加されました。
- 間投詞を削除:気楽な会話では、「えー」や「あー」といったつなぎ言葉がつい出てしまうものですが、仕事で使う動画では洗練されていない印象を与えてしまうかもしれません。そこで、このような言葉をワンクリックで簡単に録音や録画から削除する機能を Capture に追加しました。
- チームをサポート:チームで使うスクリーンショットや画面録画を 1 か所にまとめることのできる新たなスペースを Capture に追加しました。チーム メンバー全員が同じ場所でファイルを共有し、コメントを付け、共同作業できるので、長時間のミーティングや長々としたメッセージのやり取りが不要になります。
Dropbox Passwords の新機能
アカウント、パスワード、決済カードをより簡単に使用できるようにし、これらの保護を一層強化する 3 つの改善が Passwords に加えられました。
1 つ目は、強化された新しいブラウザ拡張機能です。この拡張機能を使うと、ログイン時に、ブラウザのツールバーから直接以下の操作を簡単に行うことができます。
- アカウントを簡単に検索:閲覧しているウェブサイトに基づいて、ログイン情報の候補を表示することもできます。
- 手早くコピーして貼り付け:ユーザー名、パスワード、2 段階認証のコードを簡単に入力できます。
- アカウントの詳細情報を編集、新規項目を追加:新しいタブを開くことなく、パスワードを簡単に更新できます。
- 拡張機能をすばやくロック:共用のパソコンを使用している場合、自分以外はパスワードにアクセスできないよう拡張機能をロックできます。
2 つ目は、ウェブサイトが提供する 2 段階認証のサポートです。これにより、セキュリティが一段と強化され、アカウントへの不正アクセスの防止に役立ちます。
そして 3 つ目は、iPadOS に最適化された Passwords アプリのリリースです。このアプリは全画面表示で利用でき、他のアプリとのマルチタスクにも対応しています。
検索結果ページの改善
Dropbox の検索結果ページをリニューアルし、目的のコンテンツをより短時間で見つけられるようになりました。dropbox.com でファイルを検索したときに表示されるサムネイルが大きくなり、ファイル名が太字になったほか、リスト表示での「最終更新」列に該当の日付が表示されるようになりました。また検索結果の大半にサムネイルがある場合は、デフォルトでグリッド表示になるので、目的のファイルを視覚的にすばやく見つけることができます。
[カメラアップロード]と[閲覧したリンク]をホーム画面に追加
iOS 版 Dropbox アプリを開いたとき、[ホーム]タブに[カメラアップロード]と[閲覧したリンク]という 2 つのセクションが新たに表示されるようになりました。この 2 つのセクションで、スマートフォンから自動バックアップされた最新の写真および動画と、最近閲覧したリンクを一目で確認できます。
モバイル アプリの動画関連機能の強化
Dropbox モバイル アプリでの動画ファイルの操作をもっと便利にする数多くの機能強化が行われました。
動画の読み込みが高速化し、中間ストリームのバッファリングが少なくて済むようになっています。
またプレビュー可能な時間が長くなり、より多くの動画の再生が、ファイル ダウンロードなしのプレビューのみで済ませられるようになりました。さらに、よりファイル サイズの大きい動画のプレビューに対応したほか、早送り/巻き戻しの機能が追加されています。
動画と音声のスキップ、繰り返し、再生速度調整の機能や、ファイルの特定箇所にすばやく移動できるスクラブ機能も追加されています。
加えて iOS 版 Dropbox モバイル アプリには、AirPlay でファイルをストリーミングする機能も追加されています。プレゼンテーションの録画でも、ホーム ムービーでも、音声クリップでも、AirPlay 対応のテレビやストリーミング ボックス、その他のデバイスで動画や音声を再生できます。
簡単な動画編集機能で作業をシンプルに
dropbox.com からアカウントにログインしたときに利用できる新しい動画編集機能が追加されました。Dropbox で直接、タイムラインのトリミングや回転、切り取りなどの簡単な編集を行うことができるので、単純な修正作業のためにアプリを切り替える必要がありません。動画に変更を加え、改訂版をレビュー担当者に共有する場合に最適な機能です。
Android 版 Dropbox アプリのスキャン機能
Android 版 Dropbox アプリで、複数ページのドキュメントをこれまでよりも簡単にスキャンできるようになりました。新規ドキュメントをスキャンする際、ページの編集、削除、並べ替えが手早くできます。またページの追加と再スキャンも以前より簡単になっています。
編集画面もリニューアルされており、角の調整、画像の回転、フィルターの更新ができるようになっています。