Dropbox 2022 年 12 月の新機能と更新情報
Dropbox から直接 PDF に署名
法的拘束力のある署名を PDF にもっと簡単に追加できるようになりました。もう PDF をダウンロードしたり、別の電子署名アプリケーションで開いたりする必要はありません。
内蔵の PDF エディタに Dropbox Sign 機能が搭載され、PDF の編集中に署名を追加できるようになりました。アプリを切り替える回数や必要なアプリの数が減るだけでなく、同時に契約の保護、法的拘束力、コンプライアンスが維持されます。
常時稼働の優れた脅威対策がここに
自動のランサムウェア対策機能によって製品内およびメールで管理者にアラートが通知されるため、ビジネスを保護し、作業に専念できる環境を保持できます。ランサムウェア、コンテンツの一括削除および移動、リスクの高い国からのログイン、または複数回のログイン失敗を検出した場合、自動で通知されます。
コンテンツを簡単かつ瞬時に復元するツールがあるため、セキュリティの脅威があっても身代金の支払いを回避できます。このアップデートは Dropbox Standard および Advanced チームに間もなく公開され、ビジネスを脅威から守り、仕事をスムーズに進行できるようサポートします。
訴訟の一歩先を行く
Dropbox Standard および Advanced チームがデータ ガバナンス アドオンにアクセスできるようになりました。この一連の機能強化により、リスクを軽減し、規制とコンプライアンスのコストを抑えつつも、組織のデータ制御と保護が向上します。データ ガバナンス アドオンの機能は次のとおりです。
データ保持
- 意図しないファイルの削除を防ぐため、保持期間を定義するポリシーを作成
- 一定期間後にデータを削除するための削除スケジュールを指定
- 規制または法的要件の対象となる機密性の高いドキュメントの検索、管理、維持を簡素化
データ処理機能
- コンプライアンス上のニーズに応えるため、指定した期間内にデータを削除
- 今後 2 か月以内に削除することが指定されているすべてのファイルの削除レポートで、アクティビティを監視し、コンプライアンス目標を達成
法的ホールド
- 訴訟に関連する証拠の開示や提出向けに、ユーザー、ファイル形式、データ範囲、最新の変更内容別にデータの絞り込みとエクスポートを実施
- チームのワークフローを中断せずに IT 担当者がホールドを設定可能
- 特定のユーザーに法的ホールドを前もって、あるいは遡って適用し、そのユーザーが特定の期間に作成または編集したコンテンツの全バージョンを収集
iOS 版 Dropbox で必要なものにすばやくアクセス
デザインが一新された iOS 版 Dropbox ホームページなら、外出先でも重要なコンテンツにすばやく簡単にアクセスできます。アプリを開くとまず、最新ファイル、スター付きファイル、共有ファイル、オフライン ファイルが大きなサムネイル付きで各セクションに表示されるので、ファイルが一目で見つかります。
さらに、Dropbox の使い方に合わせてホームページをカスタマイズする機能も加わりました。ホームページに新しいセクションとしてフォルダを追加すれば、すぐにアクセスできます。もしくは、あまり使わないセクションの並び替えや削除も可能です。これらの機能を駆使して、もっと使いやすく、もっとカスタマイズされた Dropbox アプリにしましょう。
Dropbox 内のファイル検索がもっと便利に
すべてのプランで、高度な検索基準を使い、もっと正確な検索結果を抽出できるようになりました。カメラ設定または撮影日ごとに画像を検索することで、ファイル名がわからなくても必要な画像をピンポイントで特定できます。
共有を確実にコントロール
今までも Dropbox を使えば簡単にファイルとフォルダを共有できましたが、さらに柔軟性がアップしました。共有リンクを使ってフォルダの編集権限を付与できるようになったので、もう Dropbox から直接招待する必要はありません。
さらに、最もリクエストの多かった、共有フォルダ内でサブフォルダを作成、管理、共有する機能も加わりました。(注:この機能は Dropbox Family を除くすべてのプランでご利用いただけます。)
Dropbox Replay ベータ版でもっとはかどる
3 つの新機能がファイルを保護し、サポート対象のファイル形式の拡大とアクセシビリティの強化が実現しました。
- パスワード保護:リンクをロックすることで、ファイルの閲覧を許可するユーザーのみが閲覧できるよう確実に制限します。
- 音声と画像のサポート:音声ファイルと画像ファイルを Replay にアップロードし、もっと多くのファイル形式で高度なフィードバック機能を活用できるようになりました。
- キャプション:SRT ファイルをアップロードして Replay 動画に字幕を追加することで、アクセシビリティ標準により応えることができます。
Dropbox Replay は現在ベータ版で、英語版のみが提供されています。