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エンタープライズ データ セキュリティのご紹介

6 分

2025 年 3 月 15 日

複数のモニターを使い、パソコン端末に向かいながらセキュリティ状況を監視しているデータ エンジニア。

エンタープライズ セキュリティの種類

エンタープライズ セキュリティは、単にデータを厳重に守ることだけではありません。サイバー脅威、内部リスク、コンプライアンス違反、その他の潜在的な問題から守るために、複数の保護層を構築することも重要です。

企業がデータを安全に保つために利用している重要なセキュリティ対策には次のようなものがあります。

暗号化:常にデータの安全性を維持

暗号化は、保存データと転送中のデータを保護し、万が一データが傍受された場合でも、権限のないユーザーにデータを読み取られないようにします。Dropbox を含むほとんどのクラウド ストレージ プロバイダは、業界標準の暗号化技術を使用しています。

ただし、Dropbox はさらに進んだエンド ツー エンドの暗号化(E2EE)を提供しています。ビジネス データに E2EE を使用すると、対応する復号化キーを持つ承認されたユーザーのみが特定のファイルにアクセスできるため、機密性の高い情報の保護に最適です。

アクセス制御:誰が何を閲覧できるかを制限

役割ベースのアクセス設定により、従業員は自分に必要なデータの閲覧のみが許可されるため、内部脅威や情報漏洩のリスクが軽減されます。特定の種類のアカウントにルールを設定したり、アクセスを制限または許可したりして、会社のデータを完全に制御できます。

顧客データ、法的文書、または機密の財務記録を扱う際には、Dropbox のカスタマイズ可能な権限機能を使用して不正アクセスを防ぐことができます。

安全なファイル共有:共同作業を保護

暗号化ファイル共有と、チームは有効期限付きリンクやパスワード保護などの機能をあわせて使用することで、セキュリティを損なうことなくドキュメントを共有できます。社内または社外の関係者と、安全かつシンプルに共同作業ができます。

クライアントに契約書を送信する場合でも、機密プロジェクトで共同作業する場合でも、安全なファイル共有により不正アクセスを防止し、重要なビジネス情報を保護します。詳細については、Dropbox の安全な共有機能をご覧ください。

エンドポイント セキュリティ:あらゆるデバイスを保護

ビジネス環境において、エンドポイント セキュリティは非常に重要です。ノート パソコン、モバイル デバイス、サーバーを、サイバー攻撃やマルウェア、不正アクセスなどの脅威から保護します。

リモート ワークが増加する中、ネットワーク内のすべてのデバイスを保護することで、従業員がどこで作業していても企業のデータを安全に保つことができます。Dropbox は複数のセキュリティ レイヤーを採用し、あらゆるデバイスでデータの安全性を確保します。

クラウド セキュリティ:リモート チームのコンプライアンスの維持

クラウド セキュリティによって、クラウド ベースのストレージやコラボレーション ツールを利用するリモート チームに対しても、データの暗号化、コンプライアンス ポリシーの適用、不正アクセスの防止が可能になります。それは、ビジネス全体で一貫したセキュリティ水準を確立する手段でもあります。

GDPR、HIPAA、または SOC 2 のコンプライアンスに取り組む企業には、データを保護し、規制違反による罰則を回避するために、強力なクラウド セキュリティ対策が必要です。ビジネスを成功に導くためには、これらの厳格な基準を満たすことが重要です。

ダーク ウェブ モニタリング:データ漏洩を事前に検知

ダーク ウェブ モニタリングは、企業の認証情報が漏洩していないかをスキャンし、データ漏洩が確認された場合に企業に警告します。Dropbox は、企業が安心して業務を行えるよう、ダーク ウェブ モニタリングを提供しています。

従業員のパスワードや顧客情報、ビジネス データがダーク ウェブ上に流出した場合、このようなエンタープライズ セキュリティ アラート システムによって、企業が即座に対策を取り、さらなるセキュリティ リスクを防ぐことができます。

忘れてはならないのは、1 つのセキュリティ対策だけでは不十分だということです。企業はデータを保護するために、上記のすべてを統合した何層ものセキュリティ対策が必要です。Dropbox は、これらすべての保護機能を 1 つのツールで提供します。これにより、企業がデータを保護し、コンプライアンス要件を満たし、安心して共同作業を行うことができます。

2 人の人物が一緒に座り、ノート パソコンを見ながら相談し、笑顔を見せている様子。

Dropbox のエンタープライズ セキュリティ機能

Dropbox は、生産性を低下させることなく、アクセスの管理、コンプライアンスの確保、セキュリティ プロセスの最適化を支援します。Dropbox の高度なセキュリティ機能が、大企業特有の課題にどのように対応しているかを、いくつかご紹介します。

  • セキュリティ管理コンソール - アクセスを監視し、ポリシーを適用し、セキュリティ設定をリアルタイムで監視するための一元化されたダッシュボードです
  • 権限の詳細管理 - 役割ベースのアクセス権限により、適切な人だけが機密ファイルを閲覧、編集、または共有できるようにします
  • シンプルな統合 - Dropbox には多くのアプリ拡張機能があり、既存のセキュリティ フレームワークと連携するため、実装時の混乱を最小限に抑えながらデータ保護を強化できます
  • 効率化のためのオートメーション - Dropbox は、セキュリティ プロセスと連携することで IT 部門の作業負荷を軽減し、アクセス承認の自動化を支援するとともに、より強力なセキュリティ強化のための帯域幅を提供します
  • 規制遵守のサポート - Dropbox の専門チームは、企業が GDPR、HIPAA、SOC 2 などの規制に準拠できるよう定期的に支援し、法的リスクや経済的なリスクを回避します。サポートが必要なときはいつでもご相談いただけます

大企業のお客様は、自社のニーズに合わせてセキュリティ設定、権限、ワークフローをカスタマイズできます。エンタープライズ レベルの卓越したセキュリティをご希望の場合は、Dropbox の営業チームまでお問い合わせください。

エンタープライズ データ セキュリティの実例を見る

成長著しい企業である The Digitale が、Dropbox をどのように活用してエンタープライズ データ セキュリティを実現しているかをご覧ください。

企業データを保護する方法:効果的な戦略

さまざまな業界やビジネス ニーズに応じた実行可能な戦略をいくつか紹介します。

リモート チームやハイブリッド チームの場合

リモート ワークではセキュリティ リスクが増大するため、クラウド セキュリティと暗号化ファイル共有が不可欠になります。E2EE を使用して共有ファイルを保護し、アクセス制御を強化し、承認されたチーム メンバーだけが機密文書にアクセスできるようにしましょう。

財務部門や法務部門の場合

財務部門や法務部門は、機密性の高い契約、取引、顧客記録を扱います。この分野で効果的な戦略は、ゼロ知識暗号化を実装することです。これにより、Dropbox さえもデータにアクセスできず、自分だけがアクセスできるクラウド ストレージが実現します。さらに 2 段階認証を使用することで、セキュリティをもう一段階強化できます。

大規模な IT 運用の場合

大企業は絶えずサイバー脅威に直面しており、リアルタイムで脅威を検出することが重要になります。このような状況では、監査ログ、ファイル追跡、不審なアクティビティのアラートなど、可能な限りセキュリティ監視を自動化することをお勧めします。このアプローチは、違反を早期に発見し、コストのかかるデータ漏洩を防ぐのに役立ちます。

医療業界やコンプライアンス重視の業界の場合

医療機関やコンプライアンス重視の業界は、HIPAA、GDPR、SOC 2 などの厳格なデータ規制を満たす必要があります。このような場合、暗号化されたファイル ストレージ、詳細な監査証跡、役割ベースの権限設定を組み合わせて使用することで、機密性の高い記録の安全性とコンプライアンスを確保できます。

Dropbox Enterprise ソリューションは、企業がデータのセキュリティを確保し、コンプライアンスを維持しながら、生産性も維持できるよう支援します。どれかを妥協することはありません。拡張性が高く、安全で、使いやすい設計のため、ビジネスの成長に合わせて使用できます。

Dropbox がセキュリティ戦略をどのようにサポートできるかを今すぐご確認ください。

Dropbox のエンタープライズ データ セキュリティでビジネスを保護

強力なエンタープライズ データ セキュリティは、ビジネスを保護するために不可欠です。サイバー脅威が進化する中、業務を中断することなく機密データを安全に保つには、強力で拡張性の高いセキュリティ ソリューションが必要です。

Dropbox にはセキュリティが最初から組み込まれています。強力な管理コンソールにより、暗号化されたファイル共有、高度なアクセス権限設定、エンド ツー エンドの暗号化(E2EE)を完全に制御できるため、機密データの保護やポリシーの適用を簡単に行えます。

安全を確保し、権限を細かく管理。Dropbox が企業のセキュリティ対策をどのように簡素化できるかを今すぐご確認ください。

よくある質問

エンタープライズ データ セキュリティとは、企業がデータ漏洩、内部脅威、コンプライアンス違反から重要なデータを保護するために採用する戦略、ツール、ポリシーを指します。

企業にとっての一般的なセキュリティ リスクには、データ漏洩、内部脅威、コンプライアンス違反、サイバー攻撃などが含まれます。

暗号化により、データを読み取り不可能な形式に変換し、復号化キーを持つ承認された人だけがデータにアクセスできるようにすることができます。

Dropbox は、GDPR、HIPAA、SOC 2 などの規制に準拠したエンタープライズ セキュリティをサポートしています。

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