メイン コンテンツにスキップする

クラウド ストレージと外付けハード ドライブ:どちらが最適か?

読了目安:5 分

2024 年 11 月 13 日

クラウド ストレージ サービスと外付けハード ドライブの概要

 

外付けハード ドライブとは

外付けハード ドライブはパソコンに直接接続して使うタイプのストレージで、インターネット接続を必要としません。内部で部品が回転するハード ディスク ドライブ(HDD)と、データ アクセスがより高速なソリッド ステート ドライブ(SSD)があります。

外付けハード ドライブのサイズは、USB メモリのように小さなものから、サーバーのように大きなものまでさまざまです。また内蔵ハード ドライブとは以下の点が異なります。

  • 内蔵ドライブはパソコンに組み込まれた部品であり、パソコンのカバーを開けなければ取り外せません。オペレーティング システムやアプリなど、パソコンの動作に欠かせないデータが格納されています。
  • 外付けドライブは、追加のストレージ容量を得るために USB 接続、FireWire 接続、または Thunderbolt 接続を介してパソコンに接続するポータブル デバイスです。通常はドキュメント、写真、動画などのファイルを保存するために使用されます。

 

クラウド ストレージとは何ですか?

クラウド ストレージも、物理的なデータ ストレージを使う点は同じですが、ユーザーのコンテンツは、クラウド ストレージ プロバイダが管理するサーバーに保存される点が異なります。ユーザーは、アプリやデスクトップ クライアント、ウェブ ブラウザを使って自分のコンテンツにアクセスします。

注意点として、クラウド ストレージとクラウド バックアップは似ていますが、同じものではありません

  • クラウド ストレージは、リモートからアクセス可能なドライブにユーザーのファイルを保存します。ファイルは、いつでも簡単にアクセス、編集、更新ができます。
  • クラウド バックアップは、パソコンや外付けドライブの内容を定期的にバックアップ コピーとして保存します。ユーザーは、ハッキングやマルウェア攻撃を受けたとき、デバイスを紛失したとき、ハード ドライブ障害が起きたときなどに、クラウドのバックアップからデータやデバイス自体を復元できます。
ビーチ近くの岩の上に座りながらノート パソコンで作業している人。ファイルやクラウド ストレージへのリモート アクセスを象徴しています。

ビジネスにはクラウド ストレージと外付けハード ドライブのどちらを使うべき?

クラウド ストレージとストレージ デバイスのどちらが適しているかは、仕事でのニーズや、選択したストレージをどのように使うかなど、いくつかの事項によって異なります。以下のシナリオを基に、どちらがご自身に適しているかを判断してください。

 

フリーランサー

フリーランサーにとって重要なのは、ストレージ容量の自由度と柔軟性でしょう。Dropbox などのクラウド ストレージ ソリューションなら、接続されたすべてのデバイスでファイルのアクセス、作成、編集ができ、デバイス間で自動的に同期できます。

1 ユーザーで 3 TB のストレージを利用できる Dropbox Essentials は、個人事業主やフリーランサーにぴったりのプランです。このプランが便利なのは、リンクするデバイス数に制限がないことです。外出先での外付けドライブの紛失や故障を心配する必要もなくなります。

 

小規模企業

花屋やペット ショップなどの実店舗を経営している場合は、外付けハード ドライブを使ってご自身でデータを管理できるでしょう。ただ、「3-2-1 ルール」などに従ってバックアップ計画を立て、データを保護することを忘れないようにしてください。

また、クラウド ストレージを利用して、チームやクライアントとの間でファイルとフォルダを簡単に共有することもできます。外出先でファイルにアクセスしたり、万が一に備えてパソコンや据え置きハード ドライブのデータをバックアップしたりもできます。このような用途には、まず 2 GB のストレージを無料で使える Dropbox Basic アカウントをお試しください。従業員が 3 人以上いる場合は、チーム向けのプランがおすすめです。

実店舗ではなくデジタル ビジネスを運営している場合は、アクセスやバックアップ、保存に対する優先順位が異なってきます。チーム向け Dropbox などのクラウド ストレージのほうが適しているかもしれません。

 

中~大規模企業の場合

クラウド ストレージの拡張性は、成長を目指す企業にとって大きなメリットです。Dropbox Business Plus プランではクラウド ストレージを 15 TB からご用意しています。ユーザーが 3 人以上の組織で利用できます。

また、セキュリティの監視や管理者ツール、1 年間の削除ファイル復元など、比較的規模の大きい企業で必要になる多くの機能が用意されています。Dropbox のビジネス向けプランでは、直感的に使えるファイル共有ツールやプライバシー保護のためのツールも利用できます。何より素晴らしいのは、外付けハード ドライブに付きものであるさまざまなトラブルから解放されることです。

使いやすく安全なクラウド ストレージ

Dropbox を使えば、いつでもファイルにアクセスでき、シームレスに同期し、セキュリティを強化できます。ハード ドライブの制限を心配することはもうありません。

大きなリュックを背負って市中の柵に寄りかかりスマートフォンを操作する人。柔軟性とポータビリティを強調しています。
管理コンソールのセキュリティ監視ダッシュボードには、パスワードの強度、2 段階認証のステータス、暗号化のステータス、共有コンテンツの詳細が表示されます。

すべてのファイルに安全なクラウド ストレージを

ビジネスのあらゆる規模やニーズに合わせて設計された Dropbox は、シームレスなファイル アクセス、高度なデータ セキュリティ、すべてのデバイス間でのスムーズなデータ同期を実現します。外付けハード ドライブの制限を心配することはもうありません。Dropbox を今すぐ利用してクラウド ストレージの利便性と柔軟性を取り入れましょう。

関連リソースを見る

オフィス環境でデスクトップ パソコンのモニターを見ている人物。

ハード ドライブ上での上書きファイルの復元方法

間違えてファイルの上書き保存をすると大変なことになる場合があります。このガイドでは、上書きされたファイルの復元方法や再発防止策をご説明します。

祖母にスマートフォンを見せている 10 代の若者。

クラウド コンピューティングの定義とその仕組み

「クラウド」という言葉はすでに多くの人にとって馴染みのあるものですが、実際のところクラウドとは何でしょうか?クラウド コンピューティングの概要と、それが個人だけでなく企業にとってもなぜ重要なのかを説明します。

外付けハード ドライブを USB ケーブルでノート パソコンに接続している人。

ハード ドライブとは?HDD、SSD、外部ストレージに関する説明

ハード ドライブの仕組みや欠点、容量の節約方法をご存じですか?ハード ドライブについてユーザーが知っておくべきことを確認してください。